よくアクセスがあるものをまとめておきました。右バーのカテゴリ別も参照ください。

レポート・実験データ等のまとめ
・研究室に貼っておくと便利な表などをあつめてみた(現在も随時更新追加中)
・検索・計算に使える化学サイトをあつめてみた
・特殊記号の出し方・ショートカットキーまとめ
・MS WORDショートカットや特殊アルファベットの入力法まとめ
・Powerpointのショートカットキー
・出版社ごとのオープンアクセス化費用をまとめてみた(有機合成化学向け)
・ネットコンテンツを参考文献に挙げる話
・情報ソースはウィキペディア、な論文の話
・タダで読めるけど・・・-オープンジャーナルのあやしい世界
・最近のOLのはなし

材料化学・自然化学・疑似化学
・ボーイング787の窓の秘密とクロミック材料の話
・アメフラシの紫汁の謎
・タコが光ってもいいじゃなイカ!-青い毒タコ・ヒョウモンダコ科の秘密-
・やけど虫の毒と抗がん活性
・世界一大きい花の臭いの話
・竜の血の赤、虫の赤
・撤回された天然竜血分子が全合成で確かめられた話
・はじけるキャンディ・ドンパッチの話
・危険なDHMO? SDS(MSDS)の話
・水を脱水した話
・高校生が高価な薬分子を格安で作った、という話
・人工分子は天然に存在しないのか―抗がん剤分解物は妖精さんだった話―
・創薬分子が天然から採れた!!と思ったら・・・な話

有機合成化学実験
・Swern酸化の利点
・光延"反転"の話
・実験、爆発:やってはいけない組み合わせ
・モレキュラーシーブスは塩基か酸性か
・TBAFにモレシな話
・モレキュラーシーブスの乾燥法で収率が変わった話
・原料の不純物で反応が行ったり行かなかったりした話

大学講義の初級有機化学
・フィッシャー投影式をジグザグ式に変換する方法
・ニューマン投影式の理解の仕方
・R/S表記やE/Z表記など

2015年02月26日

特殊記号の出し方2:論文の著者注釈に使われてるやつ編

一応自称化学ブログなんですが、このブログで一番アクセスされるのは圧倒的にだいぶ前に書いたやつで、論文を書くとき等に便利な特殊記号の出し方(altコード、Altキーを押しながら数字を打つと出てくる)・ショートカットキーの話なんですよね。まあ理のジャンルを問わないどころか分離関係なく必要になるからそうなんでしょうけど。

特殊記号の出し方・ショートカットキーまとめ

というわけで2匹目のどじょうを狙うため関連エントリーを追加します(ぉぃ


論文ではその成果にかかわった人の名前その所属が記載されるので、外部との共同研究になれば複数の所属が記載されることになるわけです。所属うんぬんより誰がやったかの方が圧倒的に重要なので、所属先は著者の名前に上付きの注釈記号がついて、所属先は別のセクションでまとめて記載されることになるのがたいていです。

            b
Alan Smithee

b
 Bakada University

こんな感じ。大抵は1,2,3といった数字やa,b,cのアルファベットで注釈がつけられます。これとは別に「*」がついている人がいますがのは、これは責任著者、一番偉い人(たぶん、というかプロジェクトをまとめる人、代表者)を表す記号です。

ちなみに論文1報での世界最多著者数は2,512人だそうで、302ページにも及ぶ論文中、著者リストだけで21ページも費やしています。さらにそれぞれが異動したりして、各著者に働いていた当時の所属、さらにその注釈に現在所属が書いてあったりして引用番号が大変カオスな状況に。これらも数字及びアルファベットで表されていますが、1から始まる当時の所属は「38」にもなっている上、現在の所属先を示すための番号はさらに「a」から始まり「z」を越して「aa」→「az」でもおさまりきらず「bc」に到達しています。むしろ2500人もいてそれくらいでおさまってるのがすごいという風に見ればいいのか?そしてしれっと混ざる複数の「† deceased(死亡)」の文字。

Precision Electroweak Measurements on the Z Resonance
Phys.Rept. 2006, 427, 257-454


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2015.5.23追記
最近最多著者記録が更新されました。なんと倍以上、5154人だそうで。
著者の所属先はa→zを越え、aa→zzを通りこし、aaaaまで到達。

Combined Measurement of the Higgs Boson Mass in pp Collisions at s√=7 and 8 TeV with the ATLAS and CMS Experiments
G. Aad et al. Phys. Rev. Lett. 114, 191803


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この注釈記号を何にするかは論文誌の会社、学会によるのですが、中には数字やアルファベットではなく、記号で表すスタイルのところもあります。この場合、共同研究者先が多ければ多いほどその所属を表すために珍奇な記号を引っ張り出して記載するといったことになり、新着論文でたまに見かけて「なんじゃこの記号」となることも。
アメリカ化学会誌はこの記号派なのでいろんなのが見られます。

というわけで、他にどんな記号があるのかふと気になってしまったので、論文の、主に著者所属を表す注釈にもちいられている記号を色々と探してリストにしてみました。ついでにそれらの特殊記号の出し方(Altコード)も記しておきます。
なお今回、共同研究先が多くなる傾向が強いJ. Med. Chem.誌を中心に探しました。こういうマーク、検索とかでもひっかけられなくて手動で探さざるを得ないからもう大変。
すこしずつ集めたとはいえ、アホなことやってんなと自分でも思ったり(´・ω・`)

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2012年10月18日

Powerpointのショートカットキー

このブログ、立ち上げてからもうすぐ2年になるらしいですよ?奥さま(誰
てきとーに始めたのによくここまで持ったもんです。お陰様で色々なところに紹介していただいてずいぶん広く知られてきているようで有難いことです。逆にそれだけ責任も増えているというわけですから、色々考えて記事落としていかないといけないんだなあと強く思ってしまう昨今(というか今月)ですが、これからも生温かい目で見守っていただければと思います。もうそんなにネタのストックないんだけど。

さて、そんな経緯でこれまででよくアクセスされている記事はどれかなーとか思って軽く見てみると、RSSフィードなどの影響で投稿日に瞬間最大風速が出るものの、コンスタントに上位に食い込んでいる、というか多分トータルで一番アクセスが多いのが「特殊記号の出し方・ショートカットキーまとめ」だったりするっぽいです。アクセスが多いのは喜ばしいことなんですが「有機化学のブログ」とはなんだったのかと。まあ導入してるzenbackによるとtwitter引用で一番多いのが「危険なDHMO? MSDSの話」でFacebookのlikeが一番多いのが「光延"反転"の話」だし、有機化学初学者向けのフィッシャー投影式の覚え方とかTMSジアゾメタンの反応機構探してやってくる人も結構多いのでその辺面目躍如(?)でしょうかね。あと以外に結構多いのがドンパッチの回。懐かしの不思議お菓子として見にくる方が多いようです。というわけでAGFはただちにドンパッチを復刻する作業に取り掛かるようにお願いします。

で今回はその一番需要の多いショートカットキーの中でも学会シーズンで使えるPowerPointについて。続きを読む

2012年01月07日

特殊記号の出し方・ショートカットキーまとめ

あけましておめでとうございます。今年もどうぞよろしく。
普通のネタもやらないとと思ってはいますが、時期も時期なので前回に引き続き、今度は修論や卒論向けに特殊記号の出し方とかをまとめて載せておきます。べっ、別に手抜きじゃないんだからねっ!半ば自分用のまとめなだけでw

化学、物理、数学等ではかなり特殊な記号を使うわけですが、日本語で打ってると大体「きごう」と打って変換するか、読み方を打って変換してしまえば大抵の場合済んでしまうのでそんなに困りはしません(めんどくさいけど)。が、ChemDrawなどを使っている場合で大抵初めて気付くのですが、日本語が使えないような環境で特殊記号を出そうと思うと、どうやって出したらいいのかわからん!となるわけです。日本語から無理やり出してきても英字環境だとバグるかもしれないし(修論なら日本語環境でしょうけど、投稿論文だと英字じゃないとまずいし)、いちいち特殊記号用のテーブル出してポチっとするのは至極面倒。

実際には[Alt]キー+[数字]で出せるのですが、そんな数字教わらないとわからん!とか覚えられん!とかなるわけです。というわけで化学のレポートや卒論修論で使いそうな記号類のを取り出してまとめてみました。
(1/10 一部修正とかいろいろ追記)

関連他まとめ系エントリー:
・研究室に貼っておくと便利な表などをあつめてみた
・検索・計算に使える化学サイトをあつめてみた
・powoerpointのショートカットキー
・特殊記号の出し方2:論文の著者注釈に使われてるやつ編

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