特殊記号の出し方・ショートカットキーまとめ
というわけで2匹目のどじょうを狙うため関連エントリーを追加します(ぉぃ
論文ではその成果にかかわった人の名前とその所属が記載されるので、外部との共同研究になれば複数の所属が記載されることになるわけです。所属うんぬんより誰がやったかの方が圧倒的に重要なので、所属先は著者の名前に上付きの注釈記号がついて、所属先は別のセクションでまとめて記載されることになるのがたいていです。
b
Alan Smithee
b
Bakada University
こんな感じ。大抵は1,2,3といった数字やa,b,cのアルファベットで注釈がつけられます。これとは別に「*」がついている人がいますがのは、これは責任著者、一番偉い人(たぶん、というかプロジェクトをまとめる人、代表者)を表す記号です。
ちなみに論文1報での世界最多著者数は2,512人だそうで、302ページにも及ぶ論文中、著者リストだけで21ページも費やしています。さらにそれぞれが異動したりして、各著者に働いていた当時の所属、さらにその注釈に現在所属が書いてあったりして引用番号が大変カオスな状況に。これらも数字及びアルファベットで表されていますが、1から始まる当時の所属は「38」にもなっている上、現在の所属先を示すための番号はさらに「a」から始まり「z」を越して「aa」→「az」でもおさまりきらず「bc」に到達しています。むしろ2500人もいてそれくらいでおさまってるのがすごいという風に見ればいいのか?そしてしれっと混ざる複数の「† deceased(死亡)」の文字。
Precision Electroweak Measurements on the Z Resonance
Phys.Rept. 2006, 427, 257-454
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2015.5.23追記
最近最多著者記録が更新されました。なんと倍以上、5154人だそうで。
著者の所属先はa→zを越え、aa→zzを通りこし、aaaaまで到達。
Combined Measurement of the Higgs Boson Mass in pp Collisions at s√=7 and 8 TeV with the ATLAS and CMS Experiments
G. Aad et al. Phys. Rev. Lett. 114, 191803
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この注釈記号を何にするかは論文誌の会社、学会によるのですが、中には数字やアルファベットではなく、記号で表すスタイルのところもあります。この場合、共同研究者先が多ければ多いほどその所属を表すために珍奇な記号を引っ張り出して記載するといったことになり、新着論文でたまに見かけて「なんじゃこの記号」となることも。
アメリカ化学会誌はこの記号派なのでいろんなのが見られます。
というわけで、他にどんな記号があるのかふと気になってしまったので、論文の、主に著者所属を表す注釈にもちいられている記号を色々と探してリストにしてみました。ついでにそれらの特殊記号の出し方(Altコード)も記しておきます。
なお今回、共同研究先が多くなる傾向が強いJ. Med. Chem.誌を中心に探しました。こういうマーク、検索とかでもひっかけられなくて手動で探さざるを得ないからもう大変。
すこしずつ集めたとはいえ、アホなことやってんなと自分でも思ったり(´・ω・`)
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