よくアクセスがあるものをまとめておきました。右バーのカテゴリ別も参照ください。

レポート・実験データ等のまとめ
・研究室に貼っておくと便利な表などをあつめてみた(現在も随時更新追加中)
・検索・計算に使える化学サイトをあつめてみた
・特殊記号の出し方・ショートカットキーまとめ
・MS WORDショートカットや特殊アルファベットの入力法まとめ
・Powerpointのショートカットキー
・出版社ごとのオープンアクセス化費用をまとめてみた(有機合成化学向け)
・ネットコンテンツを参考文献に挙げる話
・情報ソースはウィキペディア、な論文の話
・タダで読めるけど・・・-オープンジャーナルのあやしい世界
・最近のOLのはなし

材料化学・自然化学・疑似化学
・ボーイング787の窓の秘密とクロミック材料の話
・アメフラシの紫汁の謎
・タコが光ってもいいじゃなイカ!-青い毒タコ・ヒョウモンダコ科の秘密-
・やけど虫の毒と抗がん活性
・世界一大きい花の臭いの話
・竜の血の赤、虫の赤
・撤回された天然竜血分子が全合成で確かめられた話
・はじけるキャンディ・ドンパッチの話
・危険なDHMO? SDS(MSDS)の話
・水を脱水した話
・高校生が高価な薬分子を格安で作った、という話
・人工分子は天然に存在しないのか―抗がん剤分解物は妖精さんだった話―
・創薬分子が天然から採れた!!と思ったら・・・な話

有機合成化学実験
・Swern酸化の利点
・光延"反転"の話
・実験、爆発:やってはいけない組み合わせ
・モレキュラーシーブスは塩基か酸性か
・TBAFにモレシな話
・モレキュラーシーブスの乾燥法で収率が変わった話
・原料の不純物で反応が行ったり行かなかったりした話

大学講義の初級有機化学
・フィッシャー投影式をジグザグ式に変換する方法
・ニューマン投影式の理解の仕方
・R/S表記やE/Z表記など

2019年04月17日

フォントを変えて助成申請書の見栄えを比較してみた

あーーどっかその辺に2億円くらい落ちてねーかなー(・ω・≡・ω・)

ってくらい金ねーですよ。具体的に言うと設備に出せる金が全然ないですよもう。なんでもうパーツ作ってないとかいうレベルの骨董品の数々をだましだまし使い続けていかないといけないんですかねもう。こういう現状があるからどこの大学も毒饅頭食わされてるんですよ分かって頂戴。

で、研究費は研究費でなんか月をぶっ壊す的な名前の超「選択と集中」をぶちかますというひどいやつが流れてきてもうね。お金は寂しがり屋とはよく言いますがほんとにいろんなところ干上がってますよ。その上お金もらったらもらったで使い勝手はひどいし、昼食の時間はともかくcoffee breakの時間までいちいち差し引いた勤務時間書かされたりとかその他諸々なんなんですかねもう。報告書もめんどくさいし( ・᷄ὢ・᷅ )

ちなみに科研費も「若手A落ちたしそろそろ若手B二回目行っとこか~」と思ったら突然降って湧いた学位取得年数での申請制限にギリギリ引っかかり、出せなくなった嫌がらせを受けた世代ですc(⌒っ.ω.)っ人生再設計第一世代って言うらしいよ!人生最初からやり直せって意味かな?

氷河期世代は「人生再設計第一世代」、政府検討会議で新たな呼称 地方への人材移動も検討 (2019.4.12, キャリコネニュース)

そんなこんなで既存のお金集め法での限界がやばいことになっているなか、なんと有機化学論文研究所の所長さんが新たな資金調達手法としてクラウドファンディングに挑戦し、見事1日で目標を達成しました!

有機化学初のクラウドファンディング挑戦します!皆様にお願いがあります!(有機化学論文研究所)

アカデミア有機化学研究でのクラウドファンディングが登場!(Chem-Station)

academist (学術系クラウドファンディング・プラットフォーム)

アカデミア用クラウドファンディングサイトが出来たというのも大きいですね。僕も参加して支援金を投じたついでに目に入った乳児アレルギープロジェクトにもお金を投げました。カードで払えるのがいいですね。学会討論会参加費みたいに郵便振り込みネット不可とかされてたら絶対寄付してませんよ。


業界全体の盛り上がり(というか泥船からの脱出?)もあって今後ますます注目のクラウドファンディングですが、やはり見てると科研費や民間助成以上に「達成できる感」が出せないと難しそうな印象を持ちました。そしてそのための根拠を、closedなこれまでの審査ではなく完全にオープンにするので、プレゼン公開資料をちゃんと考えないとみんなに、それもやられてしまう可能性がこれまで以上に高いでしょう(FAQにも書いてあった)。となると現実的にはすでに3割以上は達成しているネタを使ってクラウドファンディングするのが実際のところかなと。あと、達成できなかった場合に投資元大衆がクレーマー化しないだろうなと特に最近のいろんな流れをみてて心配。

ただそういうことを差し引いても、科研費基盤C・若手クラスは金額的に無理だとしても、その金額よりはるかに少ない、それでいて科研費よりも採択率の低い、単年助成で、使い道と経理が科研費より制限強い、申請資料内容も体裁もバラバラな大半の民間助成への申請に労力を割くよりも、費用対効果は圧倒的に高いのではと強く思います(と民間助成申請書を書きながら)。

何より一番でかいのが、このクラウドファンディングって基本的に寄付金ですよね?ということは科研費をはじめとした基金・補助金と異なり、使い勝手が圧倒的にいいのです。そもそも基金だの補助金だので使用用途を限定されること自体がクソと言ってしまえばそれまでなのですが、現状制度において使い勝手がよい民間助成クラス弱のまとまった研究費を得ることが出来る新たな媒体と考えられるわけです。これは非常に大きなメリットとなります。

ただコミュ障にはつらい


さて現実に戻ります(ぉ

いくらクラウドファンディングが流行ったところで、これまでの研究費申請方法が急になくなるわけがありません。毎年の科研費シーズンもですが、今の季節だと学振のなど「研究費下さい何でもしますから」的申請書は相変わらず書かされ続けるわけです。枠線だの体裁だのResearchmapなんの意味もねえじゃん的な話しだすと終わらないので置いといて、こういう申請書をどう書いたらいいかといったノウハウは研究室それぞれで継承されていることかと思いますので、前任とか知見とか何もないとつらい(つらい)。

そして申請書はその研究内容などの文章力、図などのプレゼン力に加えて、書類自体の見やすさも大きく影響します。そもそも読んで審査するのも人間なので、どんなにいい内容でも読みづらい申請書だったら間違いなくネガティブに働きます。

こうした申請書の体裁やフォントなどの話も本になってたりしますし、これも研究室ごとで継承されていることかと思います。が、意外とフォントや行間を変えて見やすさを比較した例がなさげだったので、学振申請のシーズンでもあることですしまとめてみることにしました。なお通るかどうかは知らないし、スタイルは人によって違うのであくまで参考程度に思っておいてください。

kakenhi00RSaga.jpg

↑小さい頃はこんな感じでラファエル派だったのに、いまや支持する方が逆になっちゃったなあ。
金ないとやってらんねえよ。



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posted by 樹 at 09:00| Comment(0) | 表・データベースまとめ | 更新情報をチェックする

2016年06月01日

出版社ごとのオープンアクセス化費用をまとめてみた(有機合成化学向け)

※6/2 PLOS ONEやいただいたコメント情報をもとにRSCバウチャープラン、ACS omegaについて追記

日ごろ読んでいる論文誌の購読料が高騰しまくって、一般人どころか大学ですら購読をあきらめざるを得ない状況になってきたことはこれまでにも書いてきました。

・論文誌が高すぎて
・論文誌が高くなりすぎて
・タダで読めるけど・・・-オープンジャーナルのあやしい世界


そんな出版社に対するボイコットに近い状況に加え、

(゚Д゚)<公的な金を使った成果を、一般が見られない形で還元するのはいかがなものか

というお上の要求もあって、誰でも読めるオープンアクセス(OA)スタイルの論文誌がここ数年注目されています。最近アメリカだけでなくEUも成果論文のオープンアクセス化を義務にする流れとなっており、研究成果のOA化は今後も加速しそうです。




でもみんな読めるようになるんでしょ?めでたしめでたし・・・とはいかないもの。このオープンアクセス論文にするには成果を公開する研究者側が金を払う必要があるため、研究費を余計にとられる形になってしまいます。

確かに論文誌を買ってないと論文読めないというのも知の占有化になってよろしくないし、大学外のサイエンスライターだったりマスコミが見ようにも1報5000円もかけて読みたいかといえば微妙ですからオープンになるのに越したことはないのですが、現実は

「論文誌購読のお値段は変わらない」

「OA化でさらに研究者個人が研究そのもの以外にも金を費やす羽目になる」


になっているので、どうにもお題目だけが立派になってるだけで体よく余計金をむしり取られてる感じが個人的にすごいするのがちょっと。いつも通りの購読料をとりつつOAもやっているハイブリッド型の論文誌だと前より儲かってませんこれ?

オープンアクセスを義務付けるんならその投稿費用を資金を出す機関が負担する、といったシステムにしとかないと論文を出せば出すほど無駄に貧乏になるという意味不明な状況になるんですが。。。本来オープンアクセスになれば大学としての図書費は浮くはずなので、それを研究者の投稿費に回せれば一番いいのに、その図書費が減らないのにこういう状況になっているのもまた問題。研究費ただでさえ減らされてるってのにねえ。


という現状はおいといて、オープンアクセスにするとなんか世の中に貢献してるぞ!って感じに見せられるし、科研費報告のシステムでも「これオープンアクセスにしてる?」って聞かれる項目もできたくらいなので、『オープンアクセスあくしろよ』というプレッシャーはどんどん強くなっております。そんなわけで化学系の各ジャーナルにおけるオープンアクセス化に必要なお値段についてまとめてみましたので、OA化の参考にしてみてください。

なおOA化には「即時オープンアクセス」にするゴールドプランと「一年後など一定期間後にOA化する」グリーンプランを設けているところが多いのですが、今回はゴールドのみを紹介します。


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2016年04月20日

MS WORDショートカットや特殊アルファベットの入力法まとめ

これまでに有機化学(?)向けの特殊記号の出し方や、Powerpointでのプレゼンで使えるショートカットなどを紹介してきました。実験も重要ですが最終的には文章や発表へと移さないといけないのでこういったショートカットや、いったいどうやって出すんだかわからないような記号類を知っておくと大変便利です。そのためか、分野関係なくアクセスが多くなって本ブログで圧倒的にアクセスが多くなっています。

・Powerpointのショートカットキー

・特殊記号の出し方・ショートカットキーまとめ


と思ってよくよく振り返るとMS WORDでのショートカットとかのまとめがないことに気付いたので、今回それらをまとめることにしました。それと合わせてドイツ語やスペイン語で見る特殊アルファベットのaltコードじゃない出し方もまとめてみました。半分は個人的に使うための備忘録とかまとめ目的だったりするんですけどね。一部上のエントリと被りますが気にしない気にしない。


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2015年05月16日

研究室に貼っておくと便利な表などをあつめてみた

(2015 6/2, 12/3、2016 2/20, 9/2, 11/30, 12/11, 2017 9/19, 12/27, 2018 1/19, 2/20, 5/31, 6/7,11,16, 8/10, 28, 30, 9/7, 2019 4/3, 5/2, 8/21, 2020 3/23, 2021 1/12 一部リンク追加修正削除)

ちょいと前に検索などに使えるサイトのまとめエントリー(検索・計算に使える化学サイトをあつめてみた)を投稿しましたが、研究室配属で慣れたころなのでちょっと机まわりをデコレーションしたいところ。そこで今回は研究に役立つ表など、研究室や居室にポスター代わりに貼っておくと便利なものを集めてみました。
なんたる手抜き


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2015年04月13日

検索・計算に使える化学サイトをあつめてみた

(2019 7/23 リンク理研データベース修正, 2018 1/19 リンク先修正, 6/7 溶媒共沸表を「研究室に貼っておくと便利な表などをあつめてみた」に移動)
有機化学のネタもちかいうちやりますが、年度始まりということで実験やら論文さがしやらに使える化学サイトをまとめて紹介してみます。まあ有名なものもあるとは思いますけど、新B4、新M1(と新スタッフ?)向けメインということで。

ちなみにウチのサイトでよくアクセスされるPC便利系記事はこちら↓
特殊記号の出し方・ショートカットキーまとめ
Powerpointのショートカットキー


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