ChemDrawといえば有機化学系でも必須のソフトですが、個人で買うにはお高すぎるので大学からのサイトライセンスで使用している方がほとんどかと思います。サイトライセンスだと1つのシリアルナンバーで3個くらいのPCに入れられるのでオフィス用のパソコンに加えて、出張でのノートパソコンにも入れられるようになっています。
・ChemOffice, ChemDwar製品価格(HULINKS)
改めて値段見たら昔見た値段の倍くらいになってるんですがそれは。
で、最近新しくノーパソを買ったのでChemDrawを早速導入しました。(∩´∀`)∩
これで
( ゚д゚)
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( ゚д゚ )
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ああああああああああああああああああああ
ツールバー小せええええええええええええ!!!!!!
ヽ(`Д´#)ノヽ(`Д´#)ノヽ(`Д´#)ノ
なんなのこれ!?半分以下じゃん大きさ!!!
小さすぎてカーソル合わせんのめっちゃしんどいちゅーねん!そもそも最近小さい文字読みづらいからますます使いづらいというかもはやこれ使えないレベルなんじゃゴルァア!!!!!!
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2018年1月29追記
反響を見てるとどうも主にSurfaceユーザーが特にこの症状でお困りの様子。
まあかくいう私もなんですが。
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とまあこんな風に困ったことになってしまったので、その解決法の備忘録を兼ねてまとめました。なおこの方法はChemDrawに限らずほかのソフトにも適用可能です。
さて、なんでこんな老人にやさしくないというか使わせる気あんのか、っていうことになってるかというと、そもそもアプリを立ち上げる際
Windowsが「このアプリは高解像度を認識するかどうか」を確認し、アプリ側がそれに「YES」を返す
ことで起こる現象だそうで。
というわけで、解法としては
「アプリ側が高解像度対応かどうかの問いに"NO"を返す」
ようにすればいいことになります。
そこで以下のサイトを参照にしました、というかまんまこれです。
英語で書いてあるので読める人はこっち行ってもらって終了でおkですよ(ぇ
・Adobe App Scaling on High DPI Displays (FIX)(Dan Antonielli)
その手法は
① アプリ立ち上げの際、Windowsに外部マニフェストファイルを探すようにさせる
② アプリ用外部マニフェストファイルを作って設置する
というものです。
マニフェストファイルってなんぞや、っていうとアプリの機能面情報を書き込んだファイルだそうで。よーわからんので説明は丸投げ↓。
ようするに店に入る前にこちらへどうぞという場所を作る→案内先でウソ教えて高解像度版表示にさせないようにする、という流れかと。間違ってたらごめん。
【Hello world!の仕組み1】 マニフェストファイルについて(一番かんたんなJava入門)
それでは実際の手順です。
まずはWindowsに「ソフト立ち上げの際に外部マニフェストファイルを参照するようにさせる」設定をします。
① キーボードでWindowsボタンを押しながら[R]→「ファイル名を指定して実行」を呼び出す
② "regedit"と入力して実行→「レジストリエディタ」を呼び出す
③ フォルダを以下の通り移動し、「SideBySide」フォルダを開く
HKEY_LOCAL_MACHINE > SOFTWARE > Microsoft > Windows > CurrentVersion > SideBySide
④ ここのフォルダ内にて右クリック→「新規(32 bit)」
→ファイル名を「PreferExternalManifest」に
⑤ 作ったファイルで右クリック→「編集」
→値を「1」に変更、「10進法」を選択して「OK」
ここまでで、Windowsがアプリを開く際に外部マニフェストファイルを参照するように設定したことになります。これが終わったらレジストリエディタは閉じてOK。
次にやることはアプリの実行に際し必要な外部マニフェストファイルを作成すること。
そのために、今度はエクスプローラーなどを使って
⓺ ツールバーなどを大きくしたいアプリ・ソフトの実行ファイルが置いてあるフォルダまで移動
しましょう。ちなみに新しいChemDrawだと
[Program Files (x86)]-[PerkinElmerInformatics]-[ChemOffice2016]-[ChemDraw]
にあると思います。この辺バージョンによってPerkinElmerのフォルダがない(昔はPerkinElmerじゃなくてCambridge softのフォルダだった)場合もあるのでとりあえず気合で探して(ぉ
ちなみに、ChemDrawあるACSやRSC等の規格に合わせた特定のスタイルシートはここ([Program Files (x86)])ではなく、[C:]-[Program Data]の下にある同じ名前の[PerkinElmerInformatics]から進んでいった先の「ChemDraw Item」フォルダに入っています。ややこしい(;´Д`)
自作のスタイルシート、たとえば"Corey Style"やパワポにまんま貼り付けられるようにしたスタイルシートなどがある場合にはここに入れておきましょう。スタイルシートの作り方はChem-Stationを参照してください↓(丸投げ)
・構造式を美しく書くために【準備編】(Chem-Station)
で、フォルダに移動したら
⓻ 右クリック→新規作成→テキストドキュメント
でメモ帳ファイルを作ります。そしてメモ帳を開いて、
⓼ 以下のリンク先のコードを丸々メモ帳に張り付けてください。リンク自体は先ほどのブログの"Adobe App Scaling..."のページにもあります。
link to a txt file with the manifest code (Dan Antonielli)
貼り付けたら
⑨ ファイル名を「実行ファイル名.exe.manifest」に。拡張子は「.manifest」です。
これで完了。で、その結果がこちら↓
やったぜ。
この方法が最善かどうかはわかりませんが、いちいち全体の解像度を変えなくてもアプリ個別に設定できるのでたぶんこれが楽なんではないかと思います。Mac?しらね。
なお、お分かりかと思いますが、この方法は別にアプリに寄らないので他のものでこんな症状が出た場合にも使えます。参照にしたページにもありますがどうもこの症状Adobe製品に多いらしい・・・
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2018年3月22日追記
どうやらこのツールバーが小さくなるバグ、最新版のVer17では解消されているそうです(Perkin Elmerの中の人にさっき聞いた)。このVer17、ホットキー等の操作がさらに進化してめっちゃ便利になってるようなので、みんな最新版にアップデートしよう!(宣伝)
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僕もChemDrawのツールバーが小さすぎて作業効率が落ちて困ってましたが、説明通りにやってみたら大きくなって大変助かりました。
ありがとうございました!
お役に立てて何よりです。
あのままだと使いようがなくてなんか方法ないかと探したんですが、英語のコミュの方でもこのChemDrawのことは問題になっていたようで、解法すぐ見つかってよかったです。
ただこのバグはver17以降では解消されているようなので、こうした突貫の対応よりもupdateが可能であればバージョンを上げた方が変なこと(?)が起こらないかと思います。