2015年03月30日

東京ミッドタウン「単位展」に行ってきた

というわけで(?)有機化学関係ないですが、東京ミッドタウンの21_21 design sightにて開かれている『単位展』に行ってきました!
日化年会?薬学年会?農芸化学年会?知らない子ですね・・・

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単位展-あれくらい それくらい どれくらい?-
(2015年2月20日〜5月31日)


会場は六本木駅すぐにあるミッドタウン裏の広場のあたりにあるところで、
「単位展」と行っても科学博物館でやっていたような「元素のふしぎ展」と異なり、『世の中にあふれる定規である「単位」をコンセプトにしたアート、体験できる、魅せる展示』を通して単位を知り、実感し、デザインに対する考え方や文化を再考することが狙いです。理工系の人間からしても日常的に使っている「単位」というものを改めて見直しつつ、新しい考え方、アーティスト視点での見方、魅せ方から色々学ぶ(?)こともあって面白かったです。

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展示室の一つ。こういった置物だけでなく、デジタルモノを駆使した体験型展示もいくつかあります。たとえば『りんごのおおきさ』を手で「これくらい」と表現すると、その大きさをセンサーで認識し、実際にはどのモノの大きさに相当するのかを示してくれるものや、ぼーっと立っている間に世の中や細胞組織はどんなことを成し遂げているのか、を逐一教えてくれる展示などがあります。これなんかはいかに我々が普段時間を無駄に過ごしているのかをほんと実感できます。

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同じ重さの物を集めてみた展示。同じ重さのはずなのに集めたものが違うとずいぶん印象違いますね。これらはそれぞれ1キロ(1 kg)、1ポンド(1 lb = 0.45 kg)分の物を並べてあるんですが、どう見ても同じ重さに見えない・・・。

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「1 L」を収めた色々なガラス器具。日用品とかの雑学よりもこういうガラス器具見てニヤニヤするのほんとやめような。ちなみに全部桐山ガラス製。展示の最後に置いてある関連資料展示にもカタログが置かれているなど、桐山ガラスも協力しているようです。

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マッハ1、音速と言われても音は見えないし、ジェット機的なイメージはわきますがあれは上空だしで案外どんなもんか考えてみるとよくわからないですよね。ということで『音速で車を走らせたらどんな感じなのか』というムービーが流れていて、音速ドライブを実感できます(?)。まあ実際に音速でドライブしてたら道路曲がれないですけど・・・・

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きょう日、外付けHDDも1TB以上がヨドバシカメラに並ぶ時代で、容量単位のインフレ感すごいですが、昔は1MBのフロッピーだけでも相当入れられたんですよ!!というものを実感できる比較ムービー。1GB分の「ムービー」「写真」「テキスト」の表示を同時に始めて、どれくらいの差ができるのか入れられるのか(どれくらいしか1GBに入れられないか)というのが一目瞭然となります。テキストデータ万歳!!

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SI単位系などの単位の解説と歴史、モルもあるでよ!というわけで、コップ1杯の水は10 mol!ということを頭に入れて
「ああ、俺は今約6抒(じょ)2百垓個の水分子を飲んでいるんだなあ」
と思いを馳せてみましょう(数字がデカすぎて気持ち悪い

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"なお、以前、日本の小中学校では「l(筆記体)」と書くと教えていたが、国際ルールと異なるため、現在は小文字の「l」か大文字の「L」を用いることになっている"

マジで!!!???


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陸上競技のタイム測定や香時計など、大昔から現在までの、時間を計測、基準化するための道具の展示の中の一つであるデザインものの一つで「awaglass(泡グラス)」。急いで落ちちゃう砂ではなく石鹸水を使ったもので、砂時計のような一定の時間を測るものではなく泡の発生と消滅でゆっくりとした時間を楽しむというもの。でもこれ途中で気づいたんだけど、"hourglass(砂時計)"と"awaglass"を掛けたダジャレでは・・・

by カエレバ


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文字に重さ(g)を与えることで、言葉に『重み』を与えるという作品。このやり方でも「おもい」は「かるい」よりも重いんですねえ、なかなかに深いものがあります。自分で単語を作って重さを比較することもできます。是非、アレやコレを比較してニヤリとしてみましょう。




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「しごと < かてい」

アッハイ

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同じ容積の酒を大滝1個から順に小さい容器に移し替えていくとどう見えるか、という展示の一部。大量の升酒に見えるものも徳利にするとなんか減ったように見えるから不思議。ちなみに左ではさらに御猪口に分割されており、なんかすごい迫力です。


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インフレ通貨というとジンバブエドルがしょっちゅうネタで引き合いに出されますが、世界記録はハンガリーの

_人人人人人人人人_
> 10垓 (10^21) <
 ̄Y^Y^Y^Y^Y^Y ̄

他にも色々と単位を体感できるアート展示がありますので、是非行ってみてください。

単位と言えばノーベル化学賞を受賞した白川英樹教授の
「mmolとmolを間違えて1000倍入れちゃった」
というセレンディピティーが導電性高分子の開発につながったという話が個人的には思い浮かぶのですが、実験的にはこんな成功例は非常にまれで、基本的には非常に危険な事態になるのがほとんどですのでちゃんと単位には気を付けて実験しましょう。

ところでこの展示場周辺の六本木、お店で売ってるものの値段のケタが若干おかしいのですが、単位系は本当に日本円で合ってるんでしょうか・・・・(;´Д`)

by カエレバ
posted by 樹 at 00:00 | Comment(0) | TrackBack(0) | 有機化学雑記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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