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大学講義の初級有機化学
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2013年03月28日

これを英語で言えますか的Podcast

最近「化学版・これを英語で言えますか」という本が話題になっているようで、化学会年会の物販ブースでも平積みされるほどの人気になっていました。ちら見してみましたが、そういえばあれどういうんだろっていうような語句や用語が例文付きで載っていたりと面白そうでした(買えよ

というわけで化学の話ではないですが、今回は地味にどう言えばいいか分からないような言いまわし等が学習できるPodcastを紹介したいと思います。
・ECC英会話Podcasting-知ってる単語でこんなに話せる!(ECC本家サイト, 2013,March accessed)

ECCが配信しているPodcast(無料)で、毎週普段使っているような単語で構成されるいろんな表現をDJ谷山香氏と日系ハーフのYukio Nagato講師とで例文・解説つきで紹介していくものです(一回につき15-20分)。iPhoneアプリもあるそうな。試しでいくらでも聞けるのでどんな感じか一度聞いてみてください。

で、これを何で紹介するかというと、難しい単語なら調べて覚えれば済むことですが、一般的な単語で出来る表現だと案外調べるのが大変。しかもここで紹介されているものは結構な頻度でネイティブ(アメリカ)が使っているので、知ってる単語の数が少なくても表現方法をカバーできるのです。

from scratch
up in the air
off the beaten track
have a cow
beef up
everything but kitchen sink
first come, first serve
once in a blue moon

と、このpodcastで取り上げられたことのあるものを適当に書いてみましたが分かりますか?"Have a cow"は「怒る」という言いまわしで、なんで牛を持つのが「怒る」なのかよくわかりませんが、このPodcastによると「ザ・シンプソンズ」に由来があるらしいです。そんなバカな(ヾノ・∀・`)ナイナイと思っていたのに現地でバンバン使われててびっくりした覚えがあります、由来が合ってるかどうかはさておき。

なお"Off the beaten track"は最近Eur JOCの論文タイトル(Eur JOC 2013 1849)にも登場した表現で、「脇道にそれる、常道から外れた、風変わりな、余り知られていない」という意味があります。この「"普通使われない2級アミン"を使ったUgi反応」の総説論文は表紙にも採用されており、まさに外れた小道と言った感じの写真が使われています

また"up in the air"はジョージ・クルーニー主演映画のタイトルにもなっており、文字通りの「上空で」という意味と「(予定が)未定で、決まっていない」という熟語の両方の意味にひっかけてあり(ジョージ・クルーニーは劇中で全米を飛び回る("上空")リストラ代行人("(相手の)将来が未定")を演じている)、そういう意味を理解していると一層面白くなります。邦題だと『マイレージ・マイライフ』なんて実につまらないタイトルが付けられていますが。

"First come, first serve"は比較的分かりやすいですが、「早い者勝ち」という意味。アメリカの研究室によく置かれている菓子や食べ物何かにこういう張り紙が貼ってあることがあります。余談ですがこういうボスが買ってくる研究室のドーナツ等お菓子コーヒー類はアメリカと日本の研究室の違いみたいなので引き合いに出されることがありますが、これ学生を捕まえる教授の仕掛けた罠だったりする場合もあるので、一概に良し悪しは比較できなかったりします(食い気につられてやってきた学生をボスが即座に捕えてディスカッションでフルボッコ、と言った具合に)。

とまあ学術的な英語でなく口語的な英会話ですが、かなり実践的な表現が出てくるので、話していて単語がパッと出てこなくても、こういった普通の単語で構成される熟語を知っておけば別の言い方で伝えることが出来ます。Podcastではある程度シリーズをさかのぼることも出来ますが、CD販売もされているので初期(シーズン1~10くらい)のものは買っても損はないかと思います。なんかECCの回し者っぽくなってきたぞ?(;´Д`)
ちなみに上に挙げた表現の残りは"from scratch(一から、最初から)", "everything but kitchen sink(全部、残らず)"、"beef up(強化する)"、"once in a blue moon(めったにない)"です。From scratchは料理番組とかで、beef upはニュースでも出てきます。 "Blue moon"はひと月に2度ある満月のことでめったにないことの意味に使われます。ビールの銘柄(2013, March accessed)にもなっています、飲みたいですねえ(聞いてない


話は変わって、学術的な講演でもInvitedやPlenary lectureのような長い講演、又は学内の週間報告等になるといわゆる論文・学術英語のような格式ばったものでないフランクな言い回しも結構されます。化学結合の切断も"cleavage"だけでなく"cur off", "chopped off"、脱離や置換で追い出す場合には"kick it out"とか、化合物を指して"this guy"と言ったり、論文では見ないような表現で講演が進むことがあります。日本語でも分子を指して「こいつ」と言ったりしますよね。学術的な内容だけでなくこういった英語表現も気にしながら聞いて行くともっと面白く講演が聞けると思います。

ところで女性研究者の場合これをどう言うのか気になりますが、化合物を指して"This guy"ってことは化合物は野郎なのかと思ってしまうのですが、まあ煮込まれるわねじられるわぶった切られるわと散々な目に遭ってたり、それでも生き残ってもらわないといけないのを考えると女性よりも男扱いにしといたほうがいいんでしょうね。
カルボニルも立ち上がるし(意味深)、挿入したりされたりするしNE☆


posted by 樹 at 10:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 有機化学雑記 | 更新情報をチェックする
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