2012年07月29日

酒の席で化学の話

夏じゃ酒じゃービールじゃー!!!(〃´Д`)
夏本番ですねービールが進みますねー。きょう日ハエだって失恋の痛手でやけ酒煽る時代ですから人間さまが飲まない理由などないのですおヽ(〃´Д`)ノ

しかしそこは化学者、なんかしら適当に理由をこじつけて化学とか教育とかと絡めねばなりませぬ。酒の席でも化学の話をしてこそダメ人間化学者というもの!研究室生だけでなく、配属前の学部生とかと酒を飲む機会もあるやもしれませぬ、将来の研究室生を発掘するちゃーんす!
と、そこにこんな論文が!

Beer as a Teaching Aid in the Classroom and Laboratory
Mandic, L. M. et al. J. Chem. Educ. 2012, 89, 605–609



大学院生向けの話ではないですが、ビールを使って教室や実験室で授業をしてみよう、という論文。

・色々な分析を使って中にどういうものが入っているのか確認してみよう:硫酸銅、シュウ酸アンモニウム、Lugol試薬、Fehling試薬、ニンヒドリン、pH滴定、ガスクロ
・ビールに賞味期限があるのはなぜか。なぜ濁ってくるのか。
・ビールの炭酸は何に由来するか。
・コカコーラ等の泡に比べてビールの泡が頑丈なのはなぜか。

といった授業を通じて化学の知識を身に着けさせようというもの。高校のSSHっぽい感じですかねえ。実際これ、高校生や大学1-2年生向けに著者が行っていることを中心に書かれてる論文なんです。

が、著者は「高校生でも酒飲んでOKなセビリア」の人なんですよ、だからこんな酒を使った授業を高校でやれてるわけであって、日本でこんなことやったらアウトな気が、だめじゃん!(そもそも授業で酒使ってる時点で何か色々問題ありそう)。かといってこんな試薬放り込む真似をビアホールでやったらつまみ出されるし。となるとやっぱり授業外の酒の席でどうにかするしかありますまい。農学・発酵学であれば日本酒などで発酵醸造トークが出来るでしょうし、ワインの涙なんかはモロに物理化学ですので酒の席でのモテトーク(モテ?)が弾みそうです。


一方の有機合成クラスタと言えば人間エバポ(※酒は大切に飲みましょう、ってかこれ体育会系のノリ芸じゃん)の他だと「トニックウォーターにブラックライトを当てると光るんだけど、あれは中に入ってるマラリアに効くアルカロイドのキニーネが原因なんだよ。でも日本だとキニーネは劇物扱いだから日本のトニックウォーターには入ってないんだけど、やっぱりブラックライトで光るんだ。」位のネタをジントニック片手に話す位しか思いつきませんなあ。ちなみにその後で「Woodward,Rabeの全合成とStorkの話」を続けて食い付きがあるようなら将来の研究院生候補ですよ、そいつ。捕まえておきましょう。たぶん殆どの人はドン引きでしょうけどw
後はワインがらみでレスベラトロール系天然物合成の話だとか、そのレスベラトロール系でワインが健康に良いとかいう論文を出しまくってた研究者がデータ捏造しまくってたとかウコンに入ってるクルクミンが、実は人に対しては臨床段階で効果が確認されたことがない、とかそんな話ですかね(後ろ向きなネタばっかしやん)。あと世界的権威として知られる化学者が酔っぱらうとあんなことになるとかいう裏話とかうわなにをするやめ(ry

ちなみに私は「とりあえずビール」だとかイッキだとかコールが好きになれません。お酒だって飲み物です、その味や質はどうでもよく量を飲めて酔えればいいみたいなノリには賛同しかねるのです、てか死ぬし。研究も同じ、量じゃなくて質で行きたいものです。うん十年もののウィスキーもといNatureは無理だとしても、その他雑酒でなく、数はそんなに出せなくてもそこそこいい酒・・じゃなくていい論文誌を目指し、そこから高級酒を・・・という姿勢で行きたいと思うのです。

わかるかー.jpg


一応シラフで書いてますよ?これ。たぶん。夏風邪でヘロヘロですけど(゚∀。)
あービール工場とかウィスキー蒸留所とか行きたくなってきた。そんなあんま化学関係ないダメポスト。
(次はちゃんとしたやつだよ!たぶん)
by カエレバ

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posted by 樹 at 01:00 | Comment(0) | TrackBack(0) | 食べ物・料理化学 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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