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2011年10月28日

ケミカル麻雀の話

最近、化学を題材にしたゲームがいろいろと発表されています。特に「えれめんトランプ」などは持ってる方も多いのではと思います。また小学生が起業(!)し、プロデュースした「Chemistry Quest(ケミクエ)」というカードゲームも話題になりました。専門サイトで販売されているほか、楽天でも取り扱っているようです。

教育応援プロジェクト
化学結合を楽しく学ぶ『CHEMISTRY QUEST』


他にもイベント用プログラムとして「元素記号ビンゴ」というものもあるようです。

化学演芸"サイエンスエンターテイメント"
元素記号ビンゴカード


と、一般の人、特に児童生徒に化学と親しんでもらう試みが盛んになってきていますが、今回はもうちょっと大人向け(?)のゲーム・ケミカル麻雀を紹介します。


それが、この"Mahjong Chem"、アメリカSteston大学のW. Tandy Grubbs教授(ノーベル賞取ったGrubbs教授じゃないよ)の監修で作られたこのゲーム、Web上でタダで遊べるようになっています。

Mahjong Chem
(Steston University, United States)(Oct/2011 accessed)


Reference
Chemical Mahjong
Travis J. Cossairt and W. Tandy Grubbs
J. Chem. Educ., 2011, 88 (6), pp 841–842


と言ってもこれ、実は麻雀そのものではなく"Mahjong solitaire"と呼ばれるもの、日本では通称「上海」と呼ばれているゲームを化学を題材に作り直したものです。なのでケミカル九蓮宝燈!とかそんな話ではないので残念。

説明しよう!上海とは、

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『上海』(シャンハイ)は、パズルゲーム。積み上げられた麻雀牌の山から、ある一定のルールに従って牌を取り除いていく。「Mahjong solitaire」とも呼ばれるソリティアの一種である。米国・アクティビジョン社が開発し、1986年にMacintoshでリリース。翌1987年にPC-9801などの国産パソコンやファミリーコンピュータ・PCエンジンで発売され、広く知られるようになった。1989年に発売されたsystem soft社版『上海』ではオープニング画面で「SHANGHAI the ancient Chinese game of Mah-jongg」と表示され、あたかも中国に古くからあるゲームであるかのように装っていた。『上海』の登場以降、アメリカでは「mahjong solitaire」が本来の麻雀と混同されてしまっており、最近でもAndroid向けの『上海』タイプのアプリ『Random Mahjong Pro』の宣伝文句の中に、あたかも孔子が「mahjong solitaire」を発明したように思わせる記述が含まれている。

上海.jpg

↑これが上海のゲーム画面

最初は、季節牌4枚(春、夏、秋、冬)、花牌4枚(梅、蘭、菊、竹)を含む合計144枚の麻雀牌が積み上げられた状態が表示される。
その牌の山の中から、同じ牌を2枚選ぶと、その牌を取り除くことができる(季節牌と花牌は、季節牌同士、花牌同士であれば良い)。ただし、左右両方に隣接する牌がある場合や、上に牌が乗っている場合はその牌を選ぶことはできない。
144枚全てを取り除くことができればゲームクリア、牌が残っているにも関わらず、取り除くことのできる牌がなくなったらゲームオーバーとなる。

wikipediaより

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というゲームなのだ!(wikipediaのコピペでなにを偉そうに)

つまり完全にmade in USなのです。とそんな上海のケミカル版が上記のMahjong chemで、サイトに行くとこんな画面になっていきなりゲームが始まります。変なサウンドがついてきますが、check boxを解除すればミュートできます。

ケミカル麻雀.jpg


この様に山積みになった牌から、ルールに則って牌のペアを作るとそのペアが山から消えていき、最終的に全てなくしたらクリアというゲームです。この「上海」のルールに則った形で何種類かのゲームというか勉強分野が用意されています。

① Oxidation
化合物牌と字牌から成り、赤字の元素の酸化度にあった数字を選ぶことで牌を消去。

② Polyatomic ions
イオンの化学式牌と名称牌でできており、正しい組み合わせを選んで消去。

③ Valence Electrons
元素もしくはイオン牌と原子軌道(と電子)牌。正しい電子状態ペアを選んで消去。

④ Acids and bases
化学式牌を強酸・弱酸・強塩基・弱塩基別にで分類。

⑤ Metric prefixes
メガ、マイクロなどの接頭辞。"10の何乗か"牌と組み合わせる。

⑥ Solubility
水溶液中で沈殿を精製する組み合わせを選ぶ。

⑦ Van't Hoff
Van't Hoff factor(分子を分解した際の総イオン数)を当てる。有名なVan't Hoff式はここでは関係なし。

⑧ Isoelectronic
等電子ペア(例:F-牌ならNe牌、S2-牌にはCa2+牌)を選択する。

⑨ Elemental symbols
元素記号とその名称のペアを組み合わせて牌を消去。

⑩ 普通の「上海」
いやこれやんないで勉強しろよ。

と、10種類ものゲームが遊べてしまいます。小中向けかと思いきやどっこい高校大学レベルの問題もあり、ばっちりお勉強出来ちゃいます。しかもiPadやiPhone、Androidにも対応しているそうで、通学の時間にポチポチと暇つぶしが出来ちゃったりするようです(管理人はガラケーなので確認不可)。えれめんトランプ、ケミクエと合わせていかがでしょうか、無料だし。
posted by 樹 at 12:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 化学とネット・PC | 更新情報をチェックする
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